583系「きたぐに」の思い出

583系がいよいよ引退するようだ。
西日本で最後の583系定期列車となった寝台急行「きたぐに」は"撮った"ことよりも"乗った"ことの方が印象に残っている列車。
シュプール号全盛の学生時代の頃、冬休みになると大糸線に入り浸りとなっていて、行き道はいつもこの「きたぐに」だった。
寝台など利用出来る身分でもなく、自由席の座席車はいつも満員で通路やデッキに新聞紙を敷いて糸魚川まで過ごした。
常宿は糸魚川駅待合室ベンチだったこともいい思い出。今の自分から見ればなんとハングリーな若者だったことか。

ん十年もの時は流れ、そのカラーは変わってしまったものの、583系「きたぐに」が最後の活躍をしていた。

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この時は既に臨時化されていた「きたぐに」。
普段の撮影対象とはかけ離れた列車、路線だったが、デジタルカメラを手にしたこともあり何とか撮影に間に合った。

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こちらは対向列車が抜けきらなかった撃沈写真だが、最後ということでHDDの奥から引っ張り出して現像。
道すがらの撮影で再撮に訪れることもなかった。

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これは定期列車時代か?
普段はありえない組み合わせ?の3人が大阪駅に集合。
学生時代に思いをはせつつ、ほろ酔い顔で北国へと旅立っていく列車を見送った。

1枚目 2013.1 東海道本線 山崎~島本
2枚目 2013.1 東海道本線 山崎
3枚目 2012.1 東海道本線 大阪

テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 写真

伊吹山

伊吹山山頂に立つのは3度目。ただ、今までの2回はドライブウェイを利用して9合目からのハイキングだった。
登山靴を新調した第一の目的はこの伊吹山登山。
前夜まで雨が降り続いていたが、予報では冬型気圧配置ながら回復傾向とのことで決行。
まだ暗い時間に自宅を出発した。

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写真は4合目辺りから「壁」のように立ちはだかる山頂を仰ぎ見る。
とにかく暗い森の中、石ころ道の1合目までが一番きつかった。3合目まで登ると伊吹山が目の前に姿を現して景色も気分も爽快そのもの。
後はこの「壁」をひたすら登り続けるだけだ。

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ベテラン登山者にどんどん道を譲ってのスローペース。360度どこを見回しても絶景だから急いでも疲れるだけだし勿体ない。振り返ると伊勢湾が光り輝いていた。かつて四日市のDD51貨物にハマっていた頃に塩浜で撮影した写真に伊吹山が写っていたことを思い出した。

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8合目辺りから琵琶湖方面の眺望。
結局景色を楽しみながらなので疲れることなく山頂へ。
しかしこの日は近畿地方に木枯らし一号が吹いた日。暖かだった登山道のある南壁とは気候が全く違って北よりの強風が吹き荒れる極寒の世界。手短に弁当だけ食べて写真すら1枚も撮ることなく逃げるように下山ルートへ向かった。

3枚共 2016.10 伊吹山登山道

青山高原

秋も本番。
何をするにも快適な季節。鉄道写真以外はこれといった趣味はないのだが、サイクリングやウォーキングなど体を動かすことは昔から好きで鉄道写真よりそちらの方に傾倒した時期もあった。
ここ最近もそんな傾向で、この日は青山峠越えのハイキング。
15キロ程のポピュラーなコースだが、近鉄大阪線の旧線歩きや頂上の青山高原からの眺望、滝を見ながらの沢渡りがあったりの変化に富んだコースがお気に入りで何度も訪れている。
この日の目的のひとつは新調した登山靴の試運転。カメラにしても自転車にしてもそうだが装備には元々お金をかけない主義(お金がない)。しかし紀勢俯瞰で10年以上履きつぶした登山靴は靴底もスリックタイヤのようにつるつる、ペラペラでさすがに限界を越えていた。

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そんな新しい登山靴は快調そのもの。伊勢湾が望める頂上の青山高原では野生のキツネが出迎えてくれた。

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西青山駅からもしばらくは旧線を歩くのだが、こちらは東青山側の旧線。旧二川トンネル上から旧溝口トンネルを見たところ。
ここに来るといつも思うのはかつてあった大きな列車事故のこと。詳細は省略させていただくが、下り急勾配でブレーキが効かなくなり暴走した今なお現役12200系スナックカーがこのトンネルから飛び出してきたことになる。

2枚共 2016.10 青山高原ハイキングコース


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夕陽が照らす三つの時代

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手前の橋梁が明治、奥の列車の渡ってる橋梁が大正時代にそれぞれ施工されたもの。
そして昭和の南海カラーの電車。
昭和の電車がひと足先に去っていった。

昨年のお盆休みに撮影したもの。

2015.8 南海本線 紀ノ川~和歌山市 紀ノ川橋梁

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惜別キハ40  最終回  ~海苔棚のある風景~

この日は夕方の近鉄撮影をメインに伊勢に訪れていた。
それまでの時間は土産物屋に立ち寄ったり二見浦界隈を観光したりして時間を潰していた。
ちょうど夫婦岩観光の途中、ふと参宮線をメインに撮影されている「店長さん」に連絡を入れるとすぐ近くで撮影されているとのこと。
参宮線撮影の予定はなかったが、早速現地に向かい、あつかましくも隣で撮影させていただくことに。

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海苔棚広がるいかにも参宮線らしい風景。
願ってもない干潮。曇りがちだった天気も回復傾向、順光ではなく横からのメリハリのつく光線と好条件が整っている。
と、あっという間に潮が満ち始めてきた。長靴ではもう限界かと思われた時にようやくようやくキハが姿を現した。

私としては最後になるであろうJR東海のキハ40.48の姿。国鉄ツートン色ではなくて東海色の白キハだったが、長きに渡り紀勢本線で馴染んだカラーだったのでこれで良かったのか。
「海苔そだ」と呼ばれる竹の棒と白キハがやや夕陽の色に染まる印象的な風景は一生忘れることはないだろう。


短い期間でしたがキハ40特集をご覧いただいた皆様ありがとうございました。

2016.1 参宮線

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白影

Author:白影
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四季折々の鉄道風景写真を中心に公開していきたいと思います。

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